黒ヒゲブログ

今度は反対側!(腰と肩が痛む方へ)

右肩が上にも前にも動かない、まして後ろには全然いかない。
そんな方が来られた。
本人の話では「朝方、肩が痛いので目が覚めた」
ということであった
以前、来院されたときは、右肩が痛いとのことで、四回の施術にて肩の痛みがほぼ取れた。
「次はまた調子が悪かったら来まっさー!!」と笑って帰られた。

すると数週間後に電話があり、今度は左肩が痛いとのことで
来院された。
二年以上前に、腰椎の一番を圧迫骨折されているので、
「腰も痛い」と言いながら、上向きに寝るのが辛そうである
今度は夜、痛みがひどく、座薬を入れても痛みがひどいとの事
であった
腹部(おなか)が異常に緊張しており、上向きに寝ているのに
エラクもりあがる状態である。
普通は、立っているときは、お腹が少々出ていても、上向きに寝たときは凹むものであるが、変わらないのである。

コレでは、余計に痛むのは当たり前!!と言うのは、妊婦さんが
臨月近くなり、上向きになると腰が浮くようになって、
腰痛になるのと同様に、腰が反り返っているのである。
その上で、妊婦さんと違うのは、圧迫骨折をしているために
腰が浮かず、腹から背中までドーナツ状に緊張して、
下についたままでなんである。
その腰の負担が、首と肩に来てしまっているのだ

痛いところをかばっているうちに、他の場所が痛くなるのに
似た状態だった訳である。
原因は「腰」で、結果が「肩」

普通は「肩が痛いから肩、腰は触らんでええ」という患者が
ほとんどであるが、このように原因が他に有る場合も多くある
首を触ると言うのではなく、腹部の緊張をとってから肩を触ると
痛みが、ほとんど取れた。

残っている部分で、初めて肩関節の調整を行うことにより、
「あぁ楽になった。でもチョット痛みが残るなぁ」という程度に回復
「そんなに痛かったのが、一回で取れないですよ!!」と言いつつ、
この患者の治療を終えました。

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