メイン

先生のひとりごと アーカイブ

2006年08月28日

ハイヒールにひとこと(お尻の痛い方へ)

靴屋の前を通ると、ピンヒールというのか、踵の細いミュール(?)などが並んでいる。
カワイイ外見にかかわらず、これが将来の腰痛の元だと、知っている人がいるのかどうか。。。

ハイヒールの履いている人の後ろを歩いていると、片側だけをグネグネと捻って歩いている。
本人は気がついていないだろうが、後ろからから見ると一目瞭然。
靴の後ろの縫い目が片足はまっすぐ、片足は斜めになったまま。

ある日突然に脚が痛くて、そのようなヒールが履けなくなってしまう方が多い。それはそんな歩き方をしていた人たちだ。
 そのうち、お尻が後ろに飛び出すようになったり、腰の湾曲が深くなったりしてしまう。
腰は両足で支えているので、脚の片方が傾いていたら腰をちゃんと支えられない。
しかし直ぐには痛くはならないのがミソ、10年後にでてくる腰痛の種なのだ。
腰というよりお尻が痛い方、十年前を思い出してみてください。

そんな原因の腰痛は、腰を治しても治りません。
まず足を治さないといない。思い当たる方はありますか?

2006年08月31日

膝がバキッといった日から
(膝・半月板脱臼と言われた方へ)

スポーツをしている時に、膝がバキッといった!その時も変に思ったけど、
その後から膝がドンドン痛くなってきた。
痛くて、階段が下りれない~!
膝をかばっていたら、腰も股関節も痛くなって。。。

こんな症状は膝の半月板が飛び出している状態です。
半月板は膝のクッションになるブヨブヨしたもので、
急に膝をねじったりした時に押し出されてしまう事があります。

お医者さんでは半月板は手術しかないように言われがちですが、
半月板を正しい位置にもどす手技が伝わっているんです。
手技ですから、当然手だけで治します。

ただ、内側の半月板は飛び出しやすいのに、治りにくく、
外側の半月板は飛び出しにくいが、治りは早い。
膝の外側が痛い人なら、数回の治療で治ります。
残念ながら内側はもっと回数がかかってしまいます。
どちらにしろ、痛くなってから日が浅いほど早く治ります。

ついでに言いますと、水を抜かない内の方が治療しやすいです。

2006年09月01日

女子アナが歪んでいる!(生理痛のある方へ)

家内が、僕とテレビを見ると「つまらない」と言う。
ついつい日頃のクセで、「このアナウンサー歪んでるなぁ
変な曲がり方で、按摩に行き倒してる体や。」とか、
「これは胃が悪い、生理痛もあるなぁ」とか、
ついつい解説してしまうので、嫌がられる。

家内が「この女優さん、美人だねぇ」と言っても、
体の歪みが気になって、綺麗だと気がつかない。。。

生理痛は骨盤がいがんでいると起こりやすい。
骨盤は消化器系の内臓と、生殖系の内臓を支えるドンブリのようなもの。
例えれば、お豆腐とお豆腐のパックと思ってもらいたい。
お豆腐に異常がなくても、パックがいがめばお豆腐は崩れてしまう。
それと同じで骨盤がいがめば、中の内臓も元気とはいかない。

婦人科と冷え性も付き物なのも、どちらも骨盤の歪みが関係するから。
骨盤が歪むのには、股関節・膝・足首のひずみが関係するので、
膝を痛めたのが原因で生理痛が悪化したりもする。
足首をいためて足を引きずり、骨盤がずれる事もある。
骨盤を(足も)治して、生理痛とオサラバしてみませんか?

来院された患者さんは、骨盤と言わず全身調整します。

2006年09月02日

椎間板ヘルニア?(太ももの外側が痛い方へ)

お尻と、太ももの外側がずっと下まで痛む。
お医者さんに椎間板ヘルニアと言われた。
「では、手術でしょうか?」と訊き返すと、
「それがねぇ、切るほど大きく出ていないし、すごい小さいわけでもない。
手術するほどではないから、様子をみてみましょう。」
そう言われてしまった。。。
こんなに痛いのに何件か病院に言って言われる事は同じであった。
医者によってはレントゲンで異常無しといわれた。

痛みが、お尻から太ももの真後ろを通って、足先まで続く、
この症状がいわゆる「座骨神経痛」で、その原因が「椎間板ヘルニア」だ。
背骨の間で緩衝材として働いている椎間板がひしゃげて、
中に入っていた中身が飛び出し、座骨神経を圧迫するから痛むという。
ただ、「太ももの真後ろ」が痛いときは、「坐骨神経痛」で間違いないが、
「太ももの外側」が痛む場合は「坐骨神経痛」ではない!!

「太ももの外側が痛い」のは坐骨神経痛ではないので、
手術では治らない。
それは腰に原因があるわけではなく、足に原因があるからだ。
足の捻挫をほっておくと、いつかカバーしきれなくなって
太ももの外側の筋肉が痛み出してしまう。
根本原因は足の甲のズレなのだ。
この腰痛は腰を手術してしまうと治りにくくなってしまうので、
是非その前に相談していただきたい。

2006年09月05日

あれぇ、何時の間に?(生理痛のある方へ)

「先生、私、生理痛がなくなったんです!」
そう突然言われた。
彼女は肩や腰などが痛いと来院され、治療をしていました。
だから他のところまで良くなって、驚かれたようです。
「そりゃそうや、色々と治しているもん」
「え~、そうなんですか? 生理も正常になったし、
肌まで綺麗になったんですよぉ。」
なんか肩や腰が痛くないより、その方が嬉しい様子。

身体は全体で1つ。
身体は、肩や腰、手、足などのパーツで出来てる訳ではありません。
全体のバランスを取れば、全体が良くなってきます。彼女も崩れていた女性ホルモンのバランスが取れてきたんです。
特に腰は「要」です。
骨盤には、消化器系、婦人科系の内臓が収まっているので、
腰痛が治れば、そういった症状も一緒に良くなっていきます。
腹筋、背筋、骨盤のバランスがとれれば、内臓も良くなっていくのです。

2006年09月09日

「腰痛は何回で治りますか?」(よくある質問です)

「私は腰痛なんですが、何回で治りますか?」
電話でこう訊いてくる方がある。
気になるのは判るのですが、これがほとほと困る質問なのである。。。

「私は風邪なんですが、病院に何回行けば治りますか?」
こう病院に電話したとします。答えを想像できますか? 
本人の自己申告通りに風邪だとしても、喘息もちとか糖尿があるとか、
色々な状況が考えられますし、
高齢なら肺炎に移行していることも考えられます。
本人は風邪だと言っても、それは素人判断ですから、
風邪ではなく、もっと重篤な病気の初期症状かもしれません。

本人に「ただの腰痛です。」と言われても、電話では何とも言えません。
腰痛にも色々な原因や状況が考えられるからです。
「お医者さんに○○と言われました」と言われる方もありますが、
医師とは診断のポイントが違うので、参考程度にしかなりません。
これは実際の話ですが、足が痛くて病院に行かれて、
お医者さんにレントゲンを見ながら「異常ないですね」とだけ言われ方がいます。
そういう痛みをとるのが、まさに僕の仕事なので、
診断ポイントが違うのをわかっていただけるでしょうか。

百聞は一見にしかず、見てみないことには判りません!

「腰」っていったいドコですか?(前項の補足も兼ねて)

最近の健康ブームのせいか、様々な雑誌や本に、
「腰痛なら、このツボ」「肩こりなら、このツボ」などど、
図解入りでのっていたりします。
大抵は定石通りの処方で、まあ妥当なセンをいっているのですが、
「腰痛」「肩こり」などというククリでは、大まか過ぎですね。

「腰痛です」と来院される方たちには、「どこが痛いですか?」と尋ねて、
ご自分で、場所を指さしてもらうことにしています。

どれくらいの種類があると思われます?
背中の下部が痛い人、まさにウェストが痛い人、お尻が痛い人、
右だけ(左だけ)が痛い人、両側とも痛む人、
肩からウェストまで全部痛い人、お尻から足まで続いて痛い人、
実は股関節が痛いんですと言い出す人まで、色々です。
「腰」ってドコだと思います?
痛いところが違えば、当然原因も治療法も異なってきます。
腰痛だからここのツボ、そんな単純なものではないですよ。

腰(あたり?)が痛くなる原因は色々と考えられます。
足からきてたり、内臓からきてたり、場合によっては全然関係のない顎からきてたり、
肩こりからきていたりとまさに多種多様!
その上にそれらが複合している事すらもあります。
「これで痛みが取れるハズ!」と思っても、スッキリ行かない時、
患者さんが「もう三十年前ですけど、階段で滑って、マンガみたいに
お尻でドンドンドンと落ちてきた事があります。」とか、
「病気じゃないから言いませんでしたけど、帝王切開はしてますよ」とか、
しゃべってくれる時があります。
尾骶骨! 手術の後遺症! 原因がわかれば治療はできます。痛みをとれます。
手術の場合などは、腹筋を切られるために、
左右の筋肉のバランスが崩れてひっぱられ、
腰痛にかぎらず色んな症状の原因になったりすることがあります。
関係ないと思わずに、何でも病歴・怪我暦を教えて下さい。
これもとっても大事です。

2006年09月11日

顎からくる症状・その1(頭痛のある方へ)

一口に頭痛と言っても、痛む場所によって原因が違います。
今回は顎が原因の場合なので、痛むところは側頭部。
コメカミから耳の周辺にかけての痛みについてです。

前に頭痛で来院された若いお母さんがありました。
小さいお子さんを膝に乗せていた時に、
その子が暴れて、その頭がお母さんの顎を直撃したんですね。
気の毒にもアッパーカット状態?!
その途端に、頭痛・吐気などが襲ってきたとか。。。
これは1度や2度ではなく、何度もあったそうですが、
小さい子に怒ってもしょうがないですしねぇ。

もともと顎は咀嚼をするために、前後左右に動くようにできています。
遊びのある構造になっているので、その分ズレやすいのです。
コメカミはなんでコメカミというかというと、
お米(食べ物)を食べて噛むと動く場所だからで、
顎が歪めば、側頭部に負担がかかってくるのです。

奥歯が悪くて、片側だけで噛んでいてズレることもありますし、
原因は色々とあります。
アッパーカットの場合は、不意打ちという要素もあるので、
顎だけでなくムチウチの治療が必要な場合もあります。

あと、顎からくる症状は、耳鳴り、腰痛、と続く予定です。

2006年09月12日

骨はくっついたのに?!(骨折後の後遺症がある方へ)

僕の師匠(故人)は明治生まれ。
頑固で凝り性で、器用な上にとても研究熱心な人でした。
その師匠は「体の骨はどれでも動かせる」と豪語して、
実際に頭蓋骨の歪みだって直しました。
僕はそこで、13年の弟子生活を過ごしました。。。

骨折は医者の領分で、骨がくっついたら「完治」で終り。
でも、骨折するほどのショックをうけた患部は、
折れていると同時に、かなり骨がずれているのです。
骨はくっついているのに、シビレや痛みがある、
そういう場合は微妙なズレが治っていないからなのです。

2年前に足を骨折した小学生の男の子。
2年も経つのにまだ足を引きずると、お母さんに連れられてきました。
流石に筋肉が柔らかい。1回の治療で普通に歩いてました。

大腿骨を折って、人工骨頭をいれた80歳を過ぎた女性。
手術をしても、やっぱり歩けないと娘さんに連れられて来院。
最初はタクシーで乗り付けられてていたのが、
回数を重ねると電車で一人で来れるまでになりました。

腕を骨折され、骨はついても指先にシビレが残る、そんな方も多いです。
それも、肘や手首、指の骨などがズレたままだったりするからです。

痛み、シビレが取れない方、ズレを疑ってみませんか?

2006年09月14日

顎からくる症状・その2(耳鳴り・難聴の方へ)

耳鳴りや難聴の患者さんに、
「アゴからきてますね」と言うと、とても驚かれます。

信じてもらえない、そう言った方がいいかもしれません。
(もちろん全ての耳鳴りや難聴がそうなのではありません!)

耳の直ぐ前に指を当てて、口をパクパクさせてみて見てください。
ペコペコと動くのが判ると思います。
「耳」と「顎」は、とても近い場所にあり、
顎関節と内耳は直接に小さな靭帯でつながっています。
顎がずれたまま使っていると、耳に影響がでてくる事も多くあるのです。

顎と肩甲骨と骨盤は、連動して悪くなります。
当然、体の使い方からでも顎はズレますし、
スポーツでぶつけたとか、交通事故でとか、
歯が痛くて片方で噛んでいたとか、原因は色々です。

顎は前後左右、またはねじれた様ににズレますが、
左右の場合でしたら、自分で手で触れて確認できる場合もあります。
一見ずれていなくても、歯並びから来ている事もあります。
歯の正中がそろっていても、自分でそろえている事もあるので、
あまりアテにはなりません。

顎を治療始めると、かみ合わせがドンドン変わっていきます。
それと同時に、就寝時にマウスピースを使用していただくと
より早く治っていきます。
ただ、治る途中で歯を削られると、その後ずれてしまうので、
虫歯ならともかく、歯の治療は跡回しでお願いします。

2006年09月15日

自転車とぶつかった~!(むち打ち症の方へ)

この仕事をしていると、変な偶然が続く時がある。
一番驚いたのは、同姓同名の初めての患者が同じ日に現れた時。
読み方が同じで、漢字が一字だけ違う女性、
お互いのことをまるっきり知らない人が、何故か同じ日に来院。
その後、その名前の人が来られた事もないので、まさに「その日」だけ!
それが2回ありました。

そして、最近は「自転車にぶつかった」と言う人が続いて来院。
すっかり「ムチウチ」が流行っているような?

肩がこる、頭や首が痛い、腰が痛い、吐気がある・・・。
自転車にぶつかった時は、何ともなかったのに、
翌日から「変だな」と思い始めて、段々ひどくなってきた。
雨に日には、余計にしんどい。

そんな症状なのが、「ムチウチ」。
追突事故でなる事が知られていますが、それだけではなく、
不意のショックでなってしまいます。
階段から落ちてもムチウチです。
珍しい人では、ジェットコースターでなった人もあります。
「身構えていない時」にショックをうけるとなるモノなので、
正面衝突でも、「ぶつかる!」と思って身体を固くしていると
ならない事もあります。

西洋医学では、特に理解されいてないようですが、
古武道の世界には、治療法が伝わっています。
柔術や空手道、剣術などにも投げ技があり、
そのショックを治療する為に色々な療法が存在します。
入門したてで、投げられてばっかりの人をケアするためにです。

ダルマ落としのおもちゃを思い浮かべて下さい。
コンと軽く刺激をいれると、その上がガタガタとずれますね。
ムチウチはそれと同じで、背骨がコンとショックを受けて、
ガタガタ蛇行したような状態になっているのです。
多少のズレなら、修正されていきますが、
ダルマの頭が落ちてしまうようなショックなら、
完全に「ムチウチ」です。

早ければ早いほど、早く治ります。

2006年09月19日

そこまで気になる?(O脚・X脚の方へ)

随分前の話だが、家内の知り合いがO脚を治すのに、
何十万円のローンを組んだという話を聞いた。
痛いわけでもないだろうに、随分と気になるもののようだ。
ただ、下手に治そうとして急に痛くなったという人もあるので、
一言書いておきたい。

「膝と言うのは股関節と足首(足関節)の真ん中にある。
膝は単独で動くのではなく、股関節と足首との連携で動く」
と言うことである。
「膝よくっつけ!」と、膝だけベルトで締めてもくっつきません。

原因は色々ありますが、足首・股関節・骨盤が主な原因です。
雑誌などで「骨盤を治したら、O脚も・・」みたいな記事も
よく見かけますが、骨盤と足首、または骨盤と股関節、
ペアで治していかないと、よくなりません。
1箇所だけ治すと、他の場所に負担がかかり、
痛みがでてしまう場合があるんです。

女性のO脚は、結構すんなり治ってくれます。
筋肉が比較的にそう強くないので、治りやすく、
「歩くと膝が当たって変な感じ」と気味悪がられた事も。
しかし、一度困ったのが男性のO脚。
サッカーのやりすぎでO脚になってしまったという方。
こじれて悪くなっていたので、かな~り厄介でした。

2006年09月23日

技術の伝達(目下の悩み・・・)

「半月板の入れ方を、コメントで教えて下さい」
このコメントを読んで、かなり面食らってしまった。
そんなに簡単なものだと思われているのかという驚きと、
技術を伝える難しさと再認識したからだ。

僕は師匠の他にも、名人と言われた先生方から色々と教わったが、
その先生方は技術をもったまま、後継者という人を作らないまま
亡くなってしまった人が多い。
治療法は、先人の大きな遺産なので途切れてしまうことは
大きな損失だ。
ただ、それを伝えるのが、ものすごく難しい。

見よう見まねで「出来た!」と思っているだけではダメ。
効果があるという事は、失敗したら悪くなるという事。
両刃の剣、治療法にはそんな一面もある。
細心の注意を払って、慎重に操作していかないといけない。
神経をつかう難しいものなのだ。

「先生、ちゃんと後継者を作って下さいね!」と
患者さんには、はっぱを掛けられるが、
漫才の相方のようにくっつく事になる弟子との
相性のことなど考えると、
「う~ん・・・」と答えを濁してしまうのだ。

家でできる事はないですか?(これも良くある質問・その2)

僕の調子が悪い時、家内になんとか僕を治療させようと思うが、
どうも何も出来ない。
自分では自分の背中すら見えないし、歯がゆくてしょうがない。
「こうすれば!」とは思うのだが、実行できないから、かなり悔しい!

さて、「自分でできることはないですか?」とか、良く聞かれる。
特に遠くから来られる方など、教えてあげたいのは山々なのだが、
熟練がいるものは無理だし、かなり限られてしまう。

そのなかで、一番お勧めなのが、ムチウチの治療だ。
一人ではできないので、家族のだれかと来ていただく必要があるが、
そう難しくない。しかも、毎日やるととても効果的なのだ。

それ以外の方々には、
「姿勢を善くする事。常に左右対称!」
「寝ながらテレビを見たり、本を読んだりしない」
「足を組んだり、横すわりをしない」
「身体をねじって、じっとしていない」

うちの患者さんでも、横すわりを止めただけで、
腰痛が無くなってしまったという女性もいる。
自分で悪いところを作らないように、
くれぐれも姿勢に気をつけて!

2006年09月29日

指が曲がりません!(たかが突き指、されど・・・)

メールで質問をいただきました。
「指の第二関節に軟骨ができていると言うことなんですが治るでしょうか。
前から時々痛かったのですが、昨日から急に指がはれ上がって、
痛くて動かないんです。
今日友達に聞いたのですが、もう遅いので明日電話をします。」
「指を手術しないと」と病院で言われてショックだったようです。

早速来院されると、指が赤く腫れ上がり、痛々しい。
指の関節を見て触ってみると、どうも指の関節が回転しているように思える。
それに関節の部分がどうも狭いようだ。
「コレはどこかで指先をぶつけましたね。
一度や二度でなくて、何度も突いていますね。
それでこのような形になったんです。
それと指の関節のところには、小さな骨が在り、
滑車の働きをしているのですが、
その小さな骨が関節の中に入ると痛くて動かない、
もしくは動きにくくなるのですよ。」

治療の際、指の関節だけをすぐに触ろうとする人が多い。
ましてや突き指を引っ張ろうとする人も居るが、
引っ張ると多くの場合、逆にその部分が余計に縮む。
というのは筋肉とか靭帯は、ゴムの性質と良く似ていて
引っ張れば緊張して、縮む力が大きくなってしまうからだ。

指の関節を観察した後に、背中の筋肉から肩 ひじ 手首と緩めました。
すると「先生痛くないしうずかなくなりました。動かないだけです。」
そして、最後に指の関節を調整すると、ちゃんと握れるようになりました。
「完全にはまだ無理ですけれど、
こんなに一回でよくなるとは思いませんでした!」と喜んでいただきました。
今回は時間を掛けて悪くなったものなので、指の関節を調整しても、
最初はすぐにずれてしまいます。
その良い状態がドンドン固まってきてはじめて治ったということです。

指のトラブルや、腱鞘炎。手術は最後の最後の手段にとっておいて、
まずは関節を調整してみませんか?
次は突き指からくる、別の症状について書いてみます。

2006年09月30日

顎(あご)からくる症状・その3(腰痛の方へ)

顎関節からの腰痛というと、不思議に思う方も居られるでしょう。
確かに西洋医学では、不思議だと考えるでしょうが、
東洋医学では、それも当たり前だったりします。
実は、歯医者さんでも、常識になりつつあるんですよ。

例えば、ある歯がかけたりして噛めなくなるとします。
すると反対側だけで噛み始めると、足腰に力が入らなくなる。
また、けつまずきやすくなる。
また、足が上がりにくくなる。
多くの場合には、かむ側の筋肉が緊張すると同時に、
骨盤も同じ側が緊張するので、そちら側が重心側になる場合が多い。
しかも片側だけで噛むと、ねじれがおこり易くなる。
普通ではない、変な感じに体がねじれます。

ある患者さんが、腰が痛くて来院。
「何もしていないのに腰が痛くなってしまったんです。
先生どうしてでしょうか?」と言われます。
「顎がどうも気になりますね。歯をどうかしませんでしたか。」と
訊き返しますと、
「親知らずが痛くて、でもまだ頭が出ていないので
抜いていないんです。」との返事。
それでいつも噛まないところで噛んでいるわけです。
体重のかけ方をみれば、すぐわかります。
「親知らずが原因です!」と言うと、
患者さんは、狐につままれたという表情。

顎を調整して、患者さんには楽になって頂きましたが、
完治するには、歯医者さんにも通って頂かないといけません。
両側の歯で、バランスよく噛むこと。
他の原因でも、噛みあわせが悪いと、色々な症状がでてきます。
歯を大事に、健康と美貌と長生きのコツです!

2006年10月03日

胃が痛いのに、悪くない?(胃痛のある方へ)

「胃が痛いんです!何件も病院に行って検査したのに、
どこも異常がないといわれるんです。」

良くあるんですよ、こういう方。
検査で出るのは、潰瘍や糜爛(ビラン)その他にもポリープ、
それに胃酸の過多やピロリ菌など・・・。

そのように組織の変性や目に見えるようなものは
お医者は対処できるのですが、「ただ胃が痛い」とか
そういう「目に見えないもの」は苦手なんですね。
検査で何も出なければ、
「胃は何も悪いところはありません。大丈夫です。」となってしまう。
本人は「何が大丈夫なんだろう?
こんなに痛いのに、こんなに気分が悪いのに・・・」だったりして。

そんな方がよく来院されます。そんな人によく説明のは、
胃が悪い人の中には、「胃が痛む人」と、
「胃は痛くなくて、背中が痛い人」とが居てて、
また逆で、「背中が悪くて、背中が痛い人」と
「背中が悪くて胃が痛む人」も居てる、と言う事。
他にも胃は悪くないけど、胃の神経痛の方もあるんです。

胃が悪い人には、胃がよくなる治療をしますし、
胃が悪くないけど胃が痛い人や神経痛の方は、
背中の治療や肋間神経痛の治療をすればよい訳です。

胃と背中は相関関係になっているので、両方悪い事も考えられます。

「原因不明の胃痛」だと思っていおられる方はありますか?

2006年10月09日

昔と今では体が違う!(骨をボキボキしない訳)

子供の持久力が、過去最低だと云う。
残念な事ではあるが、ただ今に始まった事ではない。
昭和の真ん中くらいで生まれた僕でも、
朝から晩まで暴れまわっていた僕でさえ、明治とかの人には負ける。

江戸時代や、明治、大正くらいまでの人は、体の鍛え方が違う。
大抵のことは人力でやっていた時代だ。
例えば「カゴかき」がそうだ。
人一人をカゴに乗せて、2人でかつぐ。
そして早足で長距離歩く。
50キロの人を乗せたとして、負担は25キロ。
この負荷をせおって歩いていける人は、現代は少ないだろう。
人力車だって、1日に百キロを移動したという。
道だって、タイヤだって悪かっただろうに、その体力!

明治生まれの僕の師匠が見ていた患者と、
僕の見ている患者は違う。
昔とでは体の鍛え方が違うので、筋肉や靭帯の力の強さがまったく違う。
今の人は筋肉も弱いが、靭帯も弱い。
昔の人なら大丈夫でも、今はすぐ捻挫をしたりするのはそのためだ。
基本の体力が違うので、前の治療法のままではダメな場合があるのだ。

骨をボキッと入れるのは、靭帯などがシッカリしていてこそ効果的。
今の人の身体では、余計に悪くなる事もありえる。

特に運動などしたことのない人などには向かない。
靭帯が弱い人だと、関節に炎症を起こす事も考えられます。

骨をボキッと鳴らしたりするカイロプラクティックは、
19世紀のアメリカで生まれた。
「大草原の小さな家」そんなイメージだと思う。
その頃のアメリカ人は力仕事が多く、やっぱり現代のアメリカ人とは違う。
最近のアメリカのカイロが、ボキッしないソフトカイロが主流なのも、
多分同じ理由だろう。

長くなったので、続きは改めて・・・。

2006年10月16日

腋から肘の内側を通って小指まで痛む!

首から肩が痛いという人は数多く来院されるのですが、
胸部から腋、そして肘の内側を通って小指まで痛む人は少数派。
それも夜寝れないくらい痛むと言う。

MRIや何やらと色々と検査をされて問題がなく、
また別のところで「顎から」と診断されて調整したことが有るそうだが、
痛みがつながっていないので違うと考え、ご本人に訊いて見る。
「お腹をひどくぶつけたとか、手術したこととか無いですか?」

「自転車で転んで、骨盤の際を、いやっと言うほどぶつけました!」
やっぱり!
腹部がひっぱって、周りに障害がでていたんです。
頚椎ヘルニアや顎関節症とは、やはり無関係でした。

腹部を調整していくと痛みが取れ、
2回目に来院された時は、ニコニコされながら入ってこられたので、
こちらも嬉しくなりました。

今回は怪我をされたのが原因でしたが、
お腹を不用意に強く押したり、おもいっきりマッサージなどをすると、
悪く効いてしまって、自分で痛みを作ることもあります。
お腹も腰と同じで、体の「要」ですから、気をつけて下さい。

2006年10月24日

これが、産後のひだち?(出産後の調子が悪い方へ)

出産した時から、ずっと腰痛です」そう言われる女性は多い。
それは、若いママもいれば、子供さんが社会人という人もいたりして・・・。

これから出産という方があれば、是非言っておきたい事がある。
出産後、3日は歩かないこと! しっかり腹帯を締めること!
これが産後に体調を壊さないのに重要です。

出産する時、「骨盤が開く」と言いますが、
正確に言うと、全身の靭帯がゆるむホルモンが出て、
骨盤の合わせ目(恥骨結合)がずれて、産道が広がるのです。
ですから、全身の靭帯が緩んでいる間に、ウロウロ歩き回ったりしたら、
骨盤やら何やら、どこでもがズレてしまいます。
特に骨盤がズレます。
骨盤のゆがみが悪いのは、最近しきりに言いますね。
3日間はできるだけ動かないこと!

骨盤が緩んでいる時に、腹帯をしっかり締めないと、
骨盤がゆがんで太る原因になったりします。
生んだら終わりでなく、産後もシッカリ締める!

最近は、産後に安静にするとか、誰も教えてくないようなのです。
来院された若いママは、産院から帰ったら、
いきなり掃除機を掛けたと言っておられました。
他にも似た様な人は大勢で、恥骨が開いたままだったりします。
まさに全身倦怠感、頭痛、腰痛とフルコースの原因です。
「全身がバラバラになったようなんです!」と言われたりします。

ゆがんでしまった場合は、早いほど治りが早いです。
ほっといて良くなる物ではありません。
ゆるんだ骨盤は、締めないと締まらないし、
締まったまま固まるように、特別な治療をしないといけません。

さっさと治療して元気なママになりませんか?

2006年10月28日

「チャングム」にも出てきた話?!(意外な原因の腰痛)

僕は見ていないのだが、うちの家内は「チャングム」の大ファンである。
家内が言うには、「うちでもチャングムのストーリーに似たことがあった!」と
そう言うのだ。

今から4、5年前の事だ。
ギックリ腰を起こしたと、若い女性が来院された。
それがなかなかに手強い腰痛で、どうも原因がつかめない。
「なんかしてへんか?」と訊いてみても、
「何もしてません」としか返事がもらえない。
「何でもいいから、朝からしたことを言ってみて」とお願いしてみた。

「朝起きたら調子が悪かったんで、頭痛薬を飲みました。
そのあと目に付いたんで、お土産にもらった朝鮮人参酒を飲んで、
その後すぐに動けなくなりました。」
やっと判った! 薬で悪くなっていたんです。
肝臓がこたえて、それが腰痛を引き起こしていたんですよ。
肝臓を解毒するようにもっていったら、彼女はやっと動けるように。
ほっとしました。

聞けば「チャングム」でも似た話があり、
王子様が、漢方薬と食事に入っていた朝鮮人参の作用で、
全身がマヒして動けなくなってしまい、宮中は大騒ぎに!
そこをチャングムが原因を突き止めて~、と話は続くそうな・・・。

普通の漢方薬は組み合わせで使いますが、
朝鮮人参は特殊な薬で、単独でしか使いません。
健康にいいからと、手当たり次第飲まないようにして下さい。
海外土産のお薬で、悪くなる人は意外と多いのです。
説明書きも読めないですからね(笑)。

2006年11月09日

いつから痛いの?(首が痛む方へ)

「1ヶ月前から首が痛いんです」そういう方が来院されました。
首が右側にかしいでいて、辛そうです。
「思い当たる原因は?」と聞いてみると、
「前に接骨院で首をボキッといわされから、それ以来ずっと変なんです」との事。
それも最近の事とと思ったら、なんと15年も前の話で、
1ヶ月前というのは、よりヒドクなっただけだったんですね。。。

首は右にかしいでいても、痛むのは左側でした。
右側の筋肉が首をひっぱっていくので、左側に負担がかかっていたんです。
こういう場合は、痛いからと左ばっかりをもんでいると
余計に悪くなってしまう。
左の筋肉が緩んでいて、右が強すぎるから悪い訳なので、
バランスをとることが必要なんですよ。

僕としては、ボキッと骨を動かすことは、ほとんどしません。
その理由は前にもブログに書きましたが、
運動不足の現代人には向かない方法だと考えるからです。
靭帯がよほど強い人でないと、逆に悪くなる場合があるのです。

「首も痛くないし、肩こりもとれてる!」と
患者さんには喜んでいただきました。
今回は、首だけでなく顎も背中も色んな操作をいれましたので、
一概に首だけが悪かったわけではないのですが、
自分でもボキボキ骨を鳴らすのは止めた方がいいでしょう。
「この骨をこう動かす」というプロならイザ知らず、
素人がやるのは、かなり危ないと言わざるおえません。

2006年11月20日

首の手術を勧められたんですが・・(手がしびれる方へ)

「肩こりと手のシビレが有るんです」という方が来院されました。
首の手術を勧められて、それを聞いて驚いた知り合いに、
「騙されたと思って行ってみなさい。」と勧められたとか。

全ての神経は「脳みそ」から出ているので、
普通に考えると、「脳みそ」と「手首」の間の「首」あたりに
原因があると思われがちですが、
症状が続いていない場合は、別々に悪い場合があるんです。
その方の場合、悪いのは「肩」と「手首」。
単発で傷めてられたので、首とは無関係でした。
正座をすると足がしびれる。誰もが体験することですが、
正座をして足の血管と神経が圧迫されて起こります。
別に腰が悪い訳でも、背骨が悪い訳もありません。

「手首の先がしびれる」とか、「肘から先がしびれる」とか、
そういう場合は、ただ「手首がずれている」だけ、
「肘がずれている」だけだったりするのです。
手首や肘を調整すると、「痺れてません!」と驚かれたりします。

首から手先まで、糸を引いたように続いて痛んだり
痺れたりする場合は、首が悪いと思われます。
その事は、また別の項で詳しく書きます。

2006年12月07日

「異常ありません」とは?(肩甲骨・肩・上腕が痛い方へ)

「病院と喧嘩したった。」という人が現れた。
肩甲骨から右肩、腕に掛けて、痛くてたまらないのに
検査で「異常ありません」と言われたからだという。
湿布を貼ること3年間だそうだ。

この方を後ろから見ると、右肩を天井から吊ってあるかの様に
そこだけが、くっと上がっている。

もっと詳しく見ると、背骨と肋骨の間が亜脱臼を起こしていて、
これで痛くない訳がない! 骨がずれているんだから!
レントゲンを見た医師が、骨折も脱臼もヘルニアもないので、
背中の異常を見過ごしたのだろう。
または痛くて、たまたまそういう形になったと見たのか、
首の異常を疑って、背中のレントゲンを撮らなかったのかも。

ごくっと肋骨をいれたら、「あれっ痛くないワ」と一言。
背中から筋肉がひっぱって、腕にまで負担がかかっていたので、
肋骨が入れば、もう腕の痛みもとれてました。

この方は、技もいるが、力もかなりいる職人さんなので、
仕事のひっかかりで亜脱臼をおこされたのかもしれない。
それでも、かなりのショックはあったと思うので、
場合によっては、段々悪くなたのであろうが、
基本的に我慢強い人なのだろう。

軟骨や靭帯はレントゲンでは映りません。
だから、膝の半月板ですとか、肋骨の軟骨部分とか、
医師の見落としやすい異常は、色々あります。
骨と筋肉・靭帯があるべき場所にあれば、
それで治まってしまう痛みも、また色々あるのです。

2006年12月29日

怪我ばっかり!(骨折の後遺症のある方へ)

「私は病気はしたことがないんだけど、怪我ばっかり!」
伺ってみると、8年前に左膝の骨折。
6年前に背骨の圧迫骨折。去年は脊柱管狭窄症。
最近は右膝の半月板脱臼。。。と、確かに多いです。

治療をしていくと、悪くなった経過を逆行していきますので、
新しいものから早く治り、隠れていた古傷がでてきます。
どうしても「ココが治ったら、前に痛かったココが痛む。」
そういう感じで治療が進んでいくのです。

この方もその順序で治ってきていて、
今現在は腰痛がほとんど無くなり、伸びなかった左膝が段々と伸びて、
動きが良くなってきました。
ご本人も痛みが無くなり、左膝も動いてきて、ほっとされたようです。

更年期を過ぎると、女性は骨折しやすくなります。
若いときは何とも無いような簡単な事で折れたりします。
仮に骨折しても、ちゃんと治療すれば、痛みはとれてきます。

骨そしょう症のある方は、事前におっしゃって下さい。
無理のない治療をいたします。

今月はバタバタして、なかなかブログを更新できませんでした。
2007年は気合も新たに、まい進していきたいと思います。
今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

2007年02月24日

早く言って欲しい!(前立腺肥大の方へ)

「1月は行く、2月は逃げる」
よく聞く言葉だが、なるほどその通り!
このブログも気になりながら、なかなか更新できずに日が過ぎてしまった。
これからは気合を入れなおしてかかります。

新年に実家に帰った時のことである。
親父がしょんぼりと「お父ちゃん、今度手術するねん。」と言う。
晴天の霹靂である! いつ僕が尋ねても「どこも痛くないし、悪くない」と
親父はずーっと言い続けていたからだ。
「親父、どーしてん?!」と尋ねると、どうやら前立腺肥大らしい。
前から尿が出にくかったものの、うちの家内の前では言えなかったようだ。
気持ちは判るが、早く言ってくれれば!

年明けから早速治療を開始。
親父を2.3回治療したところで、病院に検査にいかした。
そうしたら、残尿量が170ccから70ccに改善し、
手術は取りやめになった。ほっと一息。
また別に80代後半の男性も治療を始めたのだが、
こちらはちょっと手強い。
数回治療して詳しく聞いてみると、「最後の最後でドッと出る」と言う。
改善はされているもの、まだ回数がかかりそう。

2007年03月22日

今度は反対側!(腰と肩が痛む方へ)

右肩が上にも前にも動かない、まして後ろには全然いかない。
そんな方が来られた。
本人の話では「朝がた肩が痛いので目が覚めた。」ということであった。
以前 来院されたときは、右肩が痛いとのことで、四回の施術にて肩の痛みがほぼ取れた。
「次はまた調子が悪かったら来まっさー!」と笑って帰られた。

すると数週間後に電話があり、今度は左肩が痛いとのことで来院された。
二年以上前に腰椎の一番を圧迫骨折されているので、
「腰も痛い」と言いながら、上向きに寝るのが辛そうである。
今度は夜痛みがひどく、座薬を入れても痛みがひどいとの事であった。
腹部(おなか)が異常に緊張しており、上向きに寝ているのに
エラクもりあがる状態である。
普通は立っているときは、お腹が少々出ていても、
上向きに寝たときは凹むものであるが、変わらないのである。
コレでは余計に痛むのは当たり前!
と言うのは、妊婦さんが臨月近くなり、上向きになると腰が浮くようになって
腰痛になるのと同様に、腰が反り返っているのである。
その上で妊婦さんと違うのは、圧迫骨折をしているために腰が浮かず、
腹から背中までドーナツ状に緊張して、下についたままでなんである。
その腰の負担が、首と肩に来てしまっているのだ。

痛いところをかばっているうちに、他の場所が痛くなるのに似た状態だった訳である。
原因は「腰」で、結果が「肩」
普通は「肩が痛いから肩、腰は触らんでええ」という患者がほとんどであるが、
このように原因が他に有る場合も多くある。
首を触ると言うのではなく腹部の緊張をとってから肩を触ると痛みがほとんど取れた。
残っている部分で初めて肩関節の調整を行うことにより、
「あぁ楽になった。でもチョット痛みが残るなぁ。」という程度に回復。
「そんなに痛かったのが一回で取れないですよ!」と言いつつ
この患者の治療を終えました。

2007年03月27日

体はひとつ!(股関節が痛む方へ)

中学時代にならったのだろうか?
受精した卵子が2分割、4分割と割れていき、
最終的に人体に成るという話。
つまり、言いたいのは人体は全部で1つで、パーツではないって事。

「股関節が痛い」という若い女性方が来られました。
他にも肩こりはあるし、かみ合わせも気になるそうだ。
さて、これらの諸々の症状の原因が、足首の靭帯損傷だと言ったら
信じてもらえるでしょうか?

足の靭帯が伸びたとか、切れたとか言ってこられる方は意外と多のである。
それがために来られると言うのではなく、
「腰が痛い」「膝が痛い」「足首が痛い」「足の甲が痛い」、
場合によっては「頭が痛い」と言ってこられる患者さん方に
話を聞くと、そのようなことを言われる方が多いのである。

しかし、患者さんの中には、足は足であり、腰や膝は関係が無いと
思い込んでいる方が多い。
しかしそれは西洋医学のパーツで考える医術であって
日本の古来の医術とはかけ離れているのである。
足を捻挫して足を引きずって歩いていると、腰が痛くなると言う様な事を
経験している方も多いだろう。
足首の捻挫をして膝が痛くなった、という人もあると思う。
それは足首の骨についている筋肉が、むこうずねやふくらはぎの筋肉であり、
その筋肉が緊張すると、膝の関節をずらして膝が痛くなるというメカニズム。

さて、股関節が痛いという患者さんに、正座をしてもらったところ、
見事に左右の膝の長さが四・五センチ違うのである。
それには患者さん本人が一番驚かれていたかもしれません。
股関節も開かないし、10年前の足首の怪我も触るとまだ痛い!

そして足首をメインに施術を行った結果、
施術後に足の古傷を触ってもらうと痛みが取れたと同時に、
足が開くようになり、正座をしてもらうと膝の長さが大体揃ってしまった。
噛み合わせも楽になったとの事、こっちも嬉しい。

このように、足首からも股関節まで来ると言うことに、
患者さんは驚いておられたが、それは当たり前のこと。

足首だけが単独で動いているわけではないのであり、
腰や、股関節、、膝、そして足首があり指があって、
それぞれが連動して動いているのである。
体というのは単独で動いているところはどこも無いのである。

2007年04月10日

手術したんですけど(膝が痛い方へ)

「膝が痛い」という女性が来られた。
聴いてみると、去年に内視鏡で手術されたという。
膝に三箇所穴を開けて、半月板を手術をしたとのこと。

膝の外側が痛かったので、手術を勧められて、
手術をしたら痛みが取れて治るといわれてしたのに、
手術後は、膝の内側が痛く、曲げ伸ばしも痛いし、
まして正座などとんでもないという状態。

膝を観察してみると、膝から下にヒ骨と脛骨という二本の骨があるのですが、
その骨が外側に回転していたために痛かったのである。
その接合部分を治療するとすぐに痛みが止まり、
三回の治療で治ってしまった。このように簡単によくなる人もある。

病院は、骨折や骨のヒビなどには敏感なんですが、
微妙なズレなどは、私の守備範囲なんです。

2007年05月08日

こじれている!(腰がだるい方へ)

「腰がだるい」と言ってこられた某さん。
「痛くはない、腰がただだるい、それがずっと治らない」と言うのである。
(場所はウエストより上。腰と言うより背中下部といった場所だ)
検査をしてみると、どうも色んな治療を受けすぎて、
体が前後左右にかなりずれておかしくなっており、ねじれてもいるし、
その上内蔵の緊張まである!

治療によってこじれたものは、漢方では「壊病」と言う。
最初の症状が隠れている場合があるので、よくよく監察して
考えないといけない。

いろいろ考慮して「石がありませんか」と尋ねてみた。
すると「二十年ほど前に胆石があった」と言うことである。
施術はその周囲を緩めることにより、すぐ取れた。
といってもソコを触ったのでは、今まで色々なことをしすぎたため
余計に緊張が来るので、ソコとは離れたところを軽く刺激して
よくなったのである。

体というものはいじくり過ぎると、痛いというだけではなく
だるいとか、こそばいという異常感覚が出ることもあるのである。

2007年05月19日

腰痛の原因は?(腰が長年痛む方へ)

「腰痛はいつからですか?」と聞いてみると、
「ずっとですねん」との返事。

詳しく伺うと、60歳まえに前立腺がんの手術をされて、
腰に転移したと診断され、現在は70歳代で今でも痛いとのこと。
病院では「モルヒネを打ちましょう」と勧められているのだそうだ。

実際に治療をしてみますと、腰痛の原因は腰椎の4番目と5番目のズレ。
それに仙骨もズレていて神経痛をおこしていた。
回数を重ねて治療していくと、
「く」の字に曲がっていた腰が伸びてきて、
本人よりもご家族が「どうしたの!?」とビックリされたんだそうである。
背が伸びて、かなり若返って見える。
痛みも治まってきて「がんと腰痛が別物だった」と安心された様子。

「自分の腰痛はコレが原因だから、絶対直らない」などと思わずに
治療にトライしてみることも大切です。
プロの目からみたら、原因は別なところにあるかもしれません。

2007年05月24日

忘れた頃に(首が痛い方へ)

「首が痛い」という方が来られた。
治療してみると、悪いのは首ではなく、親指と手首。

聞いてみると30年前(中学・高校時代だそうだが)
親指を捻挫されていて、手首も骨折されていた。
親指と手首の調整で、首の痛みはほぼ取れてしまった。

首は去年の夏から痛み、冬を過ぎたら手首も痛み出し、
2週間前から腰まで痛み出したとか。
東洋医学に興味がない人には信じられないかもしれないが、
手の親指が悪くて、腸が悪くなることもある。
そして腸が悪くて、腰痛になることもあるんです。

子供の頃や学生時代の怪我、いわゆる古傷は忘れた頃にでてきます。
若くて体が柔らかければ、多少のダメージはカバーできます。
でも、男性も55歳を過ぎて、更年期を迎えるころ
体の弾力性が落ちてくると、古傷をカバーしきれなくなってきて、
色々な症状がでてきてしまうのです。

若い頃、腕白坊主だっり、スポーツに明け暮れていた方。
現在の不調の原因は、そこら辺にあるかもしれませんよ。

2007年06月12日

五十肩によく似た症状の方へ

右肩の動きが悪いという男性が来られた。
本人は五十肩と思われているようだったが、五十肩ではない。
手が挙がらないのではなく、動きが悪いだけで、
ある角度に挙げたときだけ痛むのだ。

見てみると肝臓が悪い。
肝臓の腫れが右肩を引っ張って、肩の動きを邪魔していたのである。
本人も疲れが溜まっている自覚はあったらしい。

肝臓の治療をメインに体を治していくと、
1回の治療でほとんど肩の痛みは取れた。
内臓はそうそう1回だけの治療では治らないので、
もう数回はきてもらうことになりそうです。

内臓から肩を引っ張っていることは多々あります。
前に子宮の手術をしたという女性も、
手術跡のツッパリを治療したら肩があがるようになり
驚かれたことがあります。
真性の五十肩はシブトイものがありますが、
類似のものなら、治療ですぐ治ってしまうものも多いのです。